援助指針
当園はカトリックの精神に基づき、「人間の価値は皆等しく、その存在自体が尊い」という価値観のもとに、利用者一人ひとりの「いのち」と 「存在」と「その人らしさ」を大切にし、社会の一員として主体的に普通の暮らしができるように支援します。
一人ひとりを大切にする。
- 生命・存在の尊厳
人はその存在自体が尊く、その根源である生命は尊厳に値する。従って、ありのままの一人ひとりを受け入れ「その人らしさ」を尊重しかけがえのない存在として大切にします。 - 主体性の尊重
利用者の主体性を尊重し、自己選択と自己決定の自由をいかんなく発揮できる環境を限りなく整えるように努めます。 - 個性の尊重
利用者の個性と個別的ニーズを尊重し、一人ひとりが個人として個性的に生きられる環境を限りなく整えるように努めます。 - 人権の尊重
利用者の人権を何人も侵すことのできない固有の権利として尊重し、いかなる人権侵害も許さず、人としての権利を擁護します。 - 信教の自由
利用者と家族の価値観及び思想や宗教を尊重し、その自由を保障します。
共に生かされ、共に生きる心を大切にする。
- 「人は皆、人として対等であり、神の前に平等である」という意識を持って利用者との関わりを深め、共存者としての関係を深めるよう努めます。
- 神からも人からも愛されている体験を通して、命あるものを尊び、人や自然を愛し、心優しく謙虚で感受性豊かな人間性を養うことができるように支援します。
- 利用者を神から託された大切な人と受け止め、喜び・悲しみ・苦しみを共に分かち合い、感謝の心を持って接します。
- 利用者をかけがえのない存在と認め、心に触れる関係を大切にします。
一人ひとりの自立と社会活動への参加を支援します。
- それぞれの意思を尊重し、自己決定に基づいて、その人らしく主体的な生活を営むことができるように支援します。
- それぞれが自己の能力を最大限に発揮し、その能力を活用して社会活動に参加できるように支援します。
- 利用者主体のサービスを個別化し、個々のニーズに応じた専門的援助を行います。
- 利用者の長所や個性に着目し、利用者が自己の能力や長所に気づき自信を持って主体的に取り組めるように援助します。
健康で豊かな生活を援助する。
- 事故や怪我の未然防止に努めます。
- 疾病の予防と早期発見、早期治療に努めます。
- 個々のニーズに合った豊かな食生活を援助します。
- 安心安全で衛生的かつ快適な生活環境の提供に努めます。
地域社会と共に歩む
- 在宅障害者の福祉を積極的に推進します。
- 施設利用者の地域活動・行事への参加を積極的に進めます。
- 地域に開かれた施設として、地域住民との交流を持ち、相互の理解を深めます。また、施設の専門性を活かした情報提供、社会貢献に努めます。
- ボランティアや実習生を積極的に受け入れます。